子育てで悩むことは、ダメじゃない!

大阪高槻 子育て相談サロンMiyabi 代表のかとうひろみです。
寒さがまた舞い戻ってきましたね💦
先日は、就労支援事業所B型で支援員をしていた頃に一緒に働いていた方と久しぶりにお会いし、たくさんおしゃべりしてまいりました。

その方はご自身も、発達凸凹を持つお子さんをお育てになっていて、他の面でも私と境遇が似ていることもたくさんあり、事業所で出会ってすぐ仲良くなりました(^^♪

心優しくて、謙虚で、そして勉強家。そんな彼女も日々、仕事のことや子育てのことでお悩みは尽きません。ほんと、親って悩みとともに生きているようなものですよね。



だけど、悩むって素晴らしい!!だって、一生懸命だから”悩む”のですから。

人は、どうでもいいことに対しては悩むことなんてほとんどありません。一生懸命頑張っているから、良くしていきたいと思うからこそ、悩んだり、これでいいのかと迷ったり、不安になったりするんですよね。だから、私は悩むことはダメなことではないと思っています。

ただ、悩むことと頭の中の妄想を膨らませることは全く違う。
「このままでは、この子は〇〇になってしまうのではないか・・・」
「家でこんなだから、きっと学校でもこんなふうにふるまって、皆から嫌われてしまうのでは・・」
そして、
「ああ、永遠に私はこの子のことで悩みつづけるにきまっている・・」
と、どんどん妄想の炎を燃えあがらせてしまう(涙)

いや、コレ、私はずっとそうでしたので、めちゃめちゃ気持ちわかりますー!
我が子の苦手な部分や、できていないことに着目しまくり、勝手に我が子の将来を妄想し、最後には、自分が死んだあと、我が子が食べられるものも食べられず、ボロボロになって町をさまよう姿まで想像してましたから(笑)

ほんっとに、妄想が過ぎますよね。息子に謝らなければなりません。

まあ、私ほどの妄想はないにしても、同じようにまだ起こってもいない状況まで妄想して、落胆しちゃう親御さんは少なくないのではないでしょうか。

もちろん、我が子が大事だから、心配で心配で仕方がないという気持ちからの妄想なのですが、
それって、ほんとは、とーーーっても我が子に失礼なコトなんですよね。残念ながら、”自分の大事な子どもを信頼していない”という証拠でもあるのです。

信頼もなにも、まだうちの子は子どもなんだから、心配して当たり前じゃない!!と思われる方もたくさんいらっしゃると思います。もちろん、成長過程であるお子さんだから、親が心配せずとも大丈夫なんて言われても無理。

だけど、信頼できていると心配がゼロはイコールでもありません。そこをわかっていないとしんどくなっちゃうんですよね。

信頼するって、家族であっても、とっても難しいことのように思えます。
そもそも信頼できている状態って、どんな状態でしょう?私は下記のように考えます。

【良いときだけでなく、状況が良くないときでも、”この子ならしあわせなゴールにたどりつける”と信じて、支えたり、一緒に考えたりしながら、見守ることができる。】

そして、下記が信頼できていない状態。
【この子は私がいなくては一生生きていけない。だって今の状況がその証拠。常に私が見張っていて手助けしていなくては。】

今現在、親から見て、我が子がどんなにダメっ子に見えていたとしても、一生そうではありません。子どもたちは常に少しずつ進化しています。特に発達に凸凹がある子たちは、その進化がスローペースで目に見えにくいものだから。

でも3か月前の我が子は、もう目の前にはいないものです。何かしらの進化を遂げているのです。たとえちっとも変っているように思えなくても。


よその家の子は、めざましく成長しているように見え、なんだか自分たち親子だけが世界から取り残されているように思える日もありますよね。
そして、親は先に死ぬんだから、この子が独りになる前に「もうこの子は大丈夫」と思える状態にしておきたい。そんなふうに一足飛びに考えると、あれもできていない、これも難しい・・と焦る気持ちでいっぱいに。で、焦るあまりにある日突然、スパルタに方向転換しちゃったり・・なんてご家庭も多かったりします。

どんな親だって、心配はゼロになることはないでしょう。大事だから心配するのですから(^^)

1つの心配事がなくなっても、また次の心配事がポコポコと誕生します。私も息子が30才になっていますが、心配事とは常におともだち💦以前はポコポコと誕生する心配事に、私自身が押し潰されそうになっていました。「ああ、またか。心配なことが増えた・・。」と。

でも、それって「私が解決してやらなければ。早く解決しなければ。」という責任感みたいなものによって押し潰されそうになっていたんですね。

自分の課題ではないのに、自分が全て背負ってしまっていました。本当は息子の課題。それを横からかっさらって、落ち込んだり悩んだり。これでは一生エンドレスですよね。

この辺りの対応のお話はまた別途するとして、とにかく心配をゼロにすることを目指すのではなく、我が子が心配事にぶつかったときに対応できるすべを身につけられるサポートをしていく。これを何度も繰り返すことが、我が子の自立への道のり。

そのためには、独りで背負わない、悩まない。適した場に相談する。
それが第1歩です!まだ起こってもいない我が子の悲惨な未来を妄想しているヒマがあったら、悩みを理解してくれる場でお話してみてください。親自身が安心して話せる場を探すことのほうが大事ですから。

私たち親は悩むあまりに、周りとの比較から心が翻弄され、我が子の行く末を勝手に妄想しちゃう。焦ってあらぬ方向へ突っ走ってしまうこともあります。

そんなとき、ちょっと冷静になるには、やっぱり第三者とのつながりが必要です。それも同じ気持ちを理解できる第三者。ただ単に、「そんなの考え過ぎだって」なんて言われたら、逆に落ち込んじゃう。「あなたに何がわかるの?」って思ってしまいます。

だからこそ、その気持ちに寄り添える人と話す時間って大切なんですよ(^_-)-☆

お子さんの年齢は関係ありません。我が子への不安や悩みがあれば、少しお話しにきてください。お待ちしています。